分詞構文とは?接続詞を使わずに2つの文をつなぐ
分詞構文は、接続詞と主語を省いて、動詞を -ing にして2つの文をつなぐ形です。時・理由・条件など、いろいろな意味を表せます。主語がそろっていることが使うための条件で、そろっていなければ使えません。
高校基礎で習う内容です。大人のやり直しにも対応しています。 最終更新 2026-08-22
- 接続詞と主語を省き、動詞を -ing にする
- 2つの文の主語が同じときだけ使える
- 意味は前後の関係から決まる
- 受け身の意味なら過去分詞から始める
まず1問やってみる
作り方は3つの手順
接続詞のある文から作ると分かりやすくなります。
When she saw me, she waved her hand.
1. 接続詞を消す → she saw me, she waved her hand
2. 主語を消す(うしろと同じだから)→ saw me, she waved her hand
3. 動詞を -ing にする → Seeing me, she waved her hand
Seeing me, she waved her hand.
(私を見て、彼女は手をふった)
短くなるぶん、意味は読む人が補います。
だから書き言葉でよく使われます。
主語がそろっていないと使えない
これがいちばん大事な条件です。
-ing のほうの主語は、うしろの文の主語と同じでなければいけません。
○ Walking in the park, I met an old friend.
→ 歩いたのも会ったのも I
× Walking in the park, the rain started to fall.
→ 歩いたのは雨ではない
下の文は「雨が公園を歩いていた」と読めてしまいます。
主語がずれるときは、接続詞を使ったふつうの文にしてください。
○While I was walking in the park, the rain started to fall.
意味は前後から決まる
分詞構文は、意味を1つに決めません。前後の関係から読みます。
| 元の接続詞 | 例 |
|---|---|
| 時(when / while) | Seeing me, she waved her hand. |
| 理由(because) | Being tired, he went to bed early. |
| 条件(if) | Turning left, you will see the bank. |
| 続けて起きた | The train left the station, arriving in Kyoto at noon. |
どれになるかは、書いてある内容で決まります。
「時」と決めつけないでください。
迷うときは、いったん接続詞を補って読んでみると分かります。
受け身の意味なら過去分詞から始める
主語がその動作を「される」側なら、過去分詞から始めます。
Written in easy English, this book is good for beginners.
(やさしい英語で書かれているので、この本は初心者向きです)
もともとは Being written ... で、
この Being はふつう省きます。
-ing で始めると意味が変わってしまうので注意してください。
× Writing in easy English, this book is good for beginners.
→ 本が何かを書いていることになります
「する側なら -ing、される側なら過去分詞」と覚えてください。
例文
Seeing me, she waved her hand.
私を見て、彼女は手をふりました。
Walking in the park, I met an old friend.
公園を歩いていて、旧友に会いました。
Being tired, he went to bed early.
疲れていたので、彼は早く寝ました。
Turning left at the corner, you will see the bank.
角を左に曲がると、銀行が見えます。
Written in easy English, this book is good for beginners.
やさしい英語で書かれているので、この本は初心者向きです。
Living near the sea, they eat fish every day.
海の近くに住んでいるので、彼らは毎日魚を食べます。
Opening the box, she found an old letter.
箱を開けると、彼女は古い手紙を見つけました。
Surprised by the news, we said nothing for a while.
その知らせにおどろいて、私たちはしばらく何も言いませんでした。
音声は AI 合成です。作り方は音声についてをご覧ください。
これらの例文は今日の復習で、聞き取り(ディクテーション)としても出ます。
よくある間違い
誤Walking in the park, the rain started to fall.
正While I was walking in the park, the rain started to fall.
歩いたのは「私」で、うしろの主語は「雨」です。主語がずれています。
このままだと「雨が公園を歩いていた」と読めてしまいます。
主語がそろわないときは、接続詞を使った文にします。
誤Writing in easy English, this book is good for beginners.
正Written in easy English, this book is good for beginners.
本は「書かれる」側なので、過去分詞から始めます。
-ing にすると、本が何かを書いていることになります。
誤Because being tired, he went to bed early.
正Being tired, he went to bed early.
分詞構文は接続詞を省く形です。
because を残すなら、ふつうの文にします。
Because he was tired, he went to bed early.
誤Seeing me, her hand waved.
正Seeing me, she waved her hand.
見たのは「彼女」なので、うしろの主語も she にします。
her hand を主語にすると、手が私を見たことになります。