関係代名詞 whatとは?「〜すること・もの」のまとめ方
関係代名詞の what は「〜すること」「〜するもの」をひとまとまりの名詞にする語です。ほかの関係代名詞と違い、前に説明する名詞を置きません。 what 自身が the thing which の意味を持っているからです。
高校基礎で習う内容です。大人のやり直しにも対応しています。 最終更新 2026-08-22
- what = the thing(s) which
- 前に名詞を置かない
- まとまり全体が主語・目的語になる
- うしろは主語か目的語が欠けている
まず1問やってみる
what はそれ自体が名詞を含んでいる
ふつうの関係代名詞は、前に説明する名詞が要ります。
This is the thing which I wanted.欲しかったもの
この the thing which を1語にまとめたのが what です。
This is what I wanted.
ですから、前に名詞を置きません。
×This is the thing what I wanted.
○This is what I wanted.
「what の前が空いている」のではなく、
what の中に入っていると考えてください。
まとまり全体が名詞のはたらきをする
what から始まるまとまりは、文の中で名詞と同じ位置に入ります。
主語になる
What he said was true.(彼が言ったことは本当だった)
目的語になる
I don't understand what you mean.(言いたいことが分かりません)
補語になる
This is what I wanted.(これが欲しかったものです)
主語になったときは、まとまり全体で1つなので、
動詞は単数で受けます。
What he said was true.were ではない
that との違い
that 節も what のまとまりも、名詞のはたらきをします。
違いは、うしろの文に欠けがあるかどうかです。
| うしろの文 | 意味 | |
|---|---|---|
| that + 文 | 欠けが無い | 〜ということ |
| what + 文 | 欠けている | 〜すること・もの |
I know that he said it.(彼がそう言ったことを知っている)
→ he said it で完全
I know what he said.(彼が言ったことを知っている)
→ said の目的語が無い
上は「言った、という事実」、下は「言った中身」です。
中身を指すときが what です。
疑問詞の what と形が同じ
間接疑問の what と形が同じなので、区別が問題になります。
I don't know what he wants.
この文は2通りに読めます。
「彼が何を欲しいのか分からない」(疑問詞)
「彼が欲しいものが分からない」(関係代名詞)
どちらで読んでも、実際の意味はほとんど同じです。
ですから、ここで悩む必要はありません。
大事なのは形のほうです。どちらの場合も
うしろはふつうの語順で、疑問文の語順にはしません。
×I don't know what does he want.
○I don't know what he wants.
例文
This is what I wanted for a long time.
これが私が長いあいだ欲しかったものです。
What he said was true.
彼が言ったことは本当でした。
I don't understand what you mean.
あなたの言いたいことが分かりません。
Show me what you bought yesterday.
昨日買ったものを見せてください。
What matters most is how you say it.
いちばん大切なのは、それをどう言うかです。
She wrote down what the teacher said.
彼女は先生が言ったことを書きとめました。
What I need now is a little rest.
いま私に必要なのは、少しの休みです。
He always does what he thinks is right.
彼はいつも正しいと思うことをします。
音声は AI 合成です。作り方は音声についてをご覧ください。
これらの例文は今日の復習で、聞き取り(ディクテーション)としても出ます。
よくある間違い
誤This is the thing what I wanted.
正This is what I wanted.
what はそれ自体に「もの」の意味が入っています。
前に the thing を置くと、同じことを2回言うことになります。
誤I know what that he said.
正I know what he said.
what と that を重ねません。どちらか一方です。
中身を指すなら what、事実を指すなら that を選びます。
誤What he said were true.
正What he said was true.
what から始まるまとまりは、全体で1つとして扱います。
中に複数の語があっても、動詞は単数で受けます。
誤I don't know what does he want.
正I don't know what he wants.
文の一部に入るときは、ふつうの語順にします。
does を入れて疑問文の語順にしません。