同格の that とは?the fact that の that
同格の that は、名詞のうしろに that + 文を置いて、その名詞の中身を説明する形です。関係代名詞の that と見た目は同じですが、うしろの文が欠けていないところで見分けます。使える名詞は fact や news のように、中身を持てるものに限られます。
高校基礎で習う内容です。大人のやり直しにも対応しています。 最終更新 2026-08-26
- 名詞 + that + **欠けていない文**
- 関係代名詞の that は、うしろの文が1か所欠ける
- 使える名詞は限られる(fact / news / idea / hope / feeling など)
- 省略できない
まず1問やってみる
うしろの文が欠けているかどうかで見分ける
形はまったく同じです。見分けるのはうしろの文だけです。
I know the fact that he is honest.(同格)
→ he is honest はどこも欠けていません。
I know the fact that surprised him.(関係代名詞)
→ surprised him には主語が欠けています。
| that のうしろ | that の働き | |
|---|---|---|
| 同格 | 欠けていない文 | 名詞の中身を言う |
| 関係代名詞 | 主語か目的語が欠ける | 名詞を説明する |
「〜という」と訳せるなら同格です。
「〜する〜」と訳すなら関係代名詞です。
使える名詞は限られる
どの名詞にも付けられるわけではありません。
中身を持てる名詞だけです。
| 使える | 使えない |
|---|---|
| fact / news / idea / hope | book / desk / dog |
| feeling / question / doubt | flower / river |
the fact that 〜〜という事実
the news that 〜〜という知らせ
×the book that he is honest本に中身としての文は入りません
迷ったら「〜という」を入れてみてください。
日本語として通らなければ、その名詞では使えません。
省略できない
that 節にはいくつか種類があり、省略できるものとできないものがあります。
I think (that) he is honest.動詞のうしろ → 省略できる
the fact that he is honest同格 → 省略できない
×the fact he is honest
関係代名詞の that は、目的格なら省略できます。
the book (that) I bought yesterday○ 省略できる
同格の that だけが、必ず残ります。
of との違い
日本語ではどちらも「〜の」と訳せますが、うしろに来るものが違います。
the news of his successうしろは名詞
the news that he succeededうしろは文
同じ内容でも、名詞で言うか文で言うかで形が変わります。
of のうしろに文は置けません。
×the news of he succeeded
なお、同格はコンマで並べる形もあります。
Tom, my brother, lives in Osaka.トム、つまり私の兄
これも同格ですが、that は使いません。
例文
I know the fact that he is honest.
彼が正直だという事実を私は知っています。
The news that the train was late reached us at noon.
電車が遅れているという知らせが、正午に届きました。
She had a feeling that something was wrong.
彼女は何かがおかしいという気がしていました。
The idea that the earth moves was once new.
地球が動くという考えは、かつて新しいものでした。
There is no doubt that he tried his best.
彼が最善をつくしたことに疑いはありません。
I like the hope that tomorrow will be better.
明日はもっとよくなるという望みが、私は好きです。
The news of his success reached us last night.
彼の成功の知らせは昨夜、私たちのところへ届きました。
The question whether we should go is still open.
行くべきかどうかという問いは、まだ決まっていません。
音声は AI 合成です。作り方は音声についてをご覧ください。
これらの例文は今日の復習で、聞き取り(ディクテーション)としても出ます。
よくある間違い
誤I know the fact he is honest.
正I know the fact that he is honest.
同格の that は省略できません。
動詞のうしろの that(I think that 〜)は省略できますが、
名詞のうしろの that は必ず残します。
誤the news of he succeeded
正the news that he succeeded
of のうしろに文は置けません。
文を続けるなら that を使います。
名詞で言うなら the news of his success です。
誤I bought the book that he is honest.
正I know the fact that he is honest.
book は中身としての文を持てない名詞です。
同格の that が使えるのは fact / news / idea のように、
「〜という中身」を持てる名詞だけです。
誤I know the fact that surprised him is true.
正I know that the fact surprised him.
that のうしろの surprised him は主語が欠けています。
欠けているなら、それは同格ではなく関係代名詞です。
同格にしたいなら、うしろを欠けのない文にします。