話法とは?said that の中で時制が1つ下がる
話法は、人が言ったことを自分の言葉で伝える形です。伝える動詞が過去なら、that 節の中の時制も1つ下がります。代名詞と、時や場所を表す語も、いま話している人に合わせて変えます。
高校基礎で習う内容です。大人のやり直しにも対応しています。 最終更新 2026-08-26
- say that + 文/tell + 人 + that + 文
- 伝える動詞が過去なら、中の時制を1つ下げる
- 代名詞は「誰が話しているか」に合わせて変える
- 疑問文は if / whether か疑問詞でつなぐ
まず1問やってみる
引用符を外して、that でつなぐ
そのまま写す言い方(直接話法)と、自分の言葉で伝える言い方(間接話法)があります。
He said, "I am tired."
→ He said that he was tired.
変わったところは3つです。
| 直接話法 | 間接話法 | |
|---|---|---|
| 引用符 | 付ける | 外す |
| 代名詞 | I | he |
| 時制 | am | was |
that は省略できます。話し言葉ではよく省かれます。
He said he was tired.○
時制が1つ下がる
伝える動詞(said / told)が過去のとき、中の時制も1つ下げます。
| 直接話法 | 間接話法 |
|---|---|
| 現在形 | 過去形 |
| 過去形 | 過去完了 |
| 現在完了 | 過去完了 |
| will | would |
| can | could |
She said, "I live in Kyoto."
→ She said that she lived in Kyoto.
She said, "I lived in Kyoto."
→ She said that she had lived in Kyoto.
過去形と現在完了は、どちらも過去完了に下がります。
下がり切ったところが過去完了なので、それ以上は下がりません。
なお、いまも変わらない事実なら下げなくてかまいません。
He said that water boils at 100 degrees.○
代名詞と、時や場所の語も変える
話している人が変わるので、指す語も変わります。
| 直接話法 | 間接話法 |
|---|---|
| I / my / me | he / his / him など |
| this | that |
| here | there |
| today | that day |
| tomorrow | the next day |
| yesterday | the day before |
| ago | before |
He said, "I will come here tomorrow."
→ He said that he would come there the next day.
機械的に置きかえるのではありません。
その場で話しているなら here のままでよいこともあります。
誰がいつどこで話しているかを考えて決めます。
疑問文と命令文の伝え方
疑問文は that を使いません。
疑問詞があれば、その疑問詞でつなぎます。
She asked, "Where do you live?"
→ She asked where I lived.
疑問詞が無ければ if か whether でつなぎます。
She asked, "Are you busy?"
→ She asked if I was busy.
どちらも語順は平叙文にもどります。(→ 間接疑問)
×She asked where did I live.
命令文は tell + 人 + to + 動詞の原形にします。
He said, "Open the window."
→ He told me to open the window.
例文
He said that he was tired.
彼は疲れていると言いました。
She said that she lived in Kyoto.
彼女は京都に住んでいると言いました。
She said that she had lived in Kyoto.
彼女は京都に住んでいたと言いました。
He told me that he would come the next day.
彼は翌日に来ると私に言いました。
She asked where I lived.
彼女は私がどこに住んでいるのかたずねました。
She asked if I was busy.
彼女は私がいそがしいかどうかたずねました。
He told me to open the window.
彼は私に窓を開けるように言いました。
My father said that he had left his bag on the train.
父は電車にかばんを置いてきたと言いました。
音声は AI 合成です。作り方は音声についてをご覧ください。
これらの例文は今日の復習で、聞き取り(ディクテーション)としても出ます。
よくある間違い
誤He said that he is tired.
正He said that he was tired.
said が過去なので、that のうしろも1つ下げます。
is のままだと、言った時点といまが混ざります。
誤She said me that she was busy.
正She told me that she was busy.
say のうしろに人は置けません。
人を続けるなら tell を使います。
say を使うなら say to me の形にします。
誤She asked where did I live.
正She asked where I lived.
伝える形では、語順が平叙文にもどります。
did を残すと疑問文の語順のままです。
時制も下げて lived にします。
誤He said to me to open the window.
正He told me to open the window.
命令を伝えるときは tell + 人 + to + 原形です。
say は「言葉を言う」だけで、人に何かをさせる形は取りません。