「もったいない」を英語で|物・機会・恐縮で言い方が変わる

「もったいない」に当たる1語は英語にありません。物を捨てるなら waste、機会を逃すなら shame、ほめられたときはまったく別の言い方になります。使い分けが要ります。

場面ごとに分けています。上から順に読まなくても、近い場面から見て構いません。 最終更新 2026-08-26

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物を捨てるのが惜しい

What a waste.

まだ使えるものが捨てられるのを見たときです。

What a waste.
(もったいない)

文の形にするなら
It's a waste to throw it away.(捨てるのはもったいない)です。

まだ十分に使える

too good to throw away

「捨てるには惜しい」を、程度で言う形です。

This shirt is still too good to throw away.
(このシャツはまだ捨てるにはもったいない)

tooto ... は「…するには〜すぎる」です。
ここでは「捨てるには良すぎる」=もったいない、になります。

機会を逃すのが惜しい

It would be a shame to

物ではなく、機会やめぐり合わせが惜しいときです。

It would be a shame to miss this chance.
(この機会を逃すのはもったいない)

shame は「恥」ではなく、ここでは「残念なこと」です。
waste を使うと、物のように扱った感じになります。

才能や力が生かされていない

You're wasting your talent.

持っているものが使われていないときです。

You're wasting your talent.
(才能がもったいないですよ)

人に向けて言うので、親しい相手に限ります。

ほめられて恐縮する

That's very kind of you.

★ここで waste を使うと、まったく通じません。

「もったいないお言葉です」は、
That's very kind of you.(ご親切にありがとうございます)や
I don't deserve that.(そんなふうに言っていただくほどでは)になります。

日本語では同じ「もったいない」でも、
英語では別の場面として扱われます。

物か、機会か、恐縮か

この単元でいちばん大事なところです。

(まだ使えるのに捨てられる)
What a waste. / It's a waste to throw it away.

機会(逃すと惜しい)
It would be a shame to miss this chance.

恐縮(ほめられて)
That's very kind of you.

3つ目で waste を使うと、こうなります。

× What a waste. ← ほめられた返事として
「なんて無駄なんだ」と聞こえます。ほめた相手を否定した形になります。

同じ日本語でも、英語では別の場面です。

waste の使い方に気をつける

waste は数えるときと数えないときがあります。

「1つのもったいない事例」を指すときは a が付きます。

It's a waste of time.時間のむだです

×It's waste of time.

What a waste.

×What waste.

また、of のうしろに the を足さないことが多いところです。

×a waste of the time

a waste of time

「捨てる」を句動詞で言うときの語順

throw awayあいだに目的語を入れられます。

throw away the shirt

throw the shirt away

★ただし、代名詞のときは必ずあいだに入れます。

throw it away

×throw away it

「もったいない」の場面では、すでに話に出ているものを指すので、
代名詞になることがよくあります。ここでつまずきやすいところです。

It's a waste to throw it away.

会話で見る

What a waste.

もったいない。

It's a waste to throw it away.

捨てるのはもったいないです。

This shirt is still too good to throw away.

このシャツはまだ捨てるにはもったいないです。

It would be a shame to miss this chance.

この機会を逃すのはもったいないです。

You're wasting your talent.

才能がもったいないですよ。

That's very kind of you.

もったいないお言葉です。

音声は AI 合成です。作り方は音声についてをご覧ください。

よくある間違い

A: Your English is great. B: What a waste.

A: Your English is great. B: That's very kind of you.

ほめられたときの「もったいない」に waste は使えません。

「なんて無駄なんだ」と聞こえ、
ほめた相手を否定した形になります。

恐縮を表すなら That's very kind of you. です。

It's a waste to throw away it.

It's a waste to throw it away.

throw away の目的語が代名詞のときは、必ずあいだに入れます。

×throw away it

throw it away

名詞のときは throw away the shirt でも throw the shirt away でも構いません。

It's waste of time.

It's a waste of time.

「1つのもったいない事例」を指すので、a が要ります。

×It's waste of time.

It's a waste of time.

It would be a waste to miss this chance.

It would be a shame to miss this chance.

機会について言うときは shame を使います。

waste を使うと、機会を物のように扱った感じになります。
shame はここでは「恥」ではなく「残念なこと」です。

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