「微妙」を英語で|やんわり否定と「わずかな差」は別の語

「微妙」は、やんわり否定するときと、わずかな差を言うときで英語が変わります。否定なら not great、わずかな差なら subtle です。 subtle にはよい意味があるので、否定のつもりで使うとほめ言葉になります。

場面ごとに分けています。上から順に読まなくても、近い場面から見て構いません。 最終更新 2026-08-26

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やんわり否定する

It's not great.

「よくない」とはっきり言わずに伝えるときです。

A: How was the movie? B: It's not great.
(映画どうだった? — 微妙だった)

not very goodnot bad, but ... も同じ働きをします。
★英語でも、否定を弱める言い方はあります。
ただし言わないままにはしません。

判断がつかない

I'm not sure.

よいとも悪いとも決められないときです。

A: Do you think it will work? B: I'm not sure.
(うまくいくと思う? — 微妙だね)

It could go either way.(どちらに転ぶか分からない)も使えます。

わずかな差がある

subtle

ここだけが subtle です。

There's a subtle difference between the two.
(2つには微妙な違いがあります)

subtle は「細やかでよい」というほめる意味を持ちます。
料理や色合いをほめるときにも使います。
「よくない」のつもりで使うと、逆の意味になります。

見こみが薄い

It doesn't look good.

結果が悪いほうへ傾いているときです。

A: Will we finish by five? B: It doesn't look good.
(5時までに終わる? — 微妙だね)

look good は「見た目がよい」ではありません。
ここでは「見こみがよい」という意味です。

答えたくない

I'd rather not say.

日本語の「微妙です」には、答えをはぐらかす使い方もあります。

I'd rather not say.
(ちょっと言いにくいです)

★英語では、はぐらかすときもはぐらかすと言います。
黙って濁す言い方は、そのままの形では移せません。

subtle を「よくない」の意味で使わない

この単元でいちばん大事なところです。

subtleよい意味を持つ語です。

a subtle difference細やかな違い

a subtle flavor繊細な味わい

「映画どうだった?」に subtle と答えると、
「繊細でよかった」と受け取られます。

× A: How was the movie? B: It was subtle.
ほめている

○ A: How was the movie? B: It's not great.
微妙だった

「微妙 = subtle」で覚えると、逆の意味で伝わります。

英語は、否定を言わないままにしない

日本語の「微妙」は、はっきり言わずに済ませるための言葉です。

英語にも否定をやわらげる言い方はあります。

It's not great.よくはない

It's not bad, but ...悪くはないけれど…

It's OK, I guess.まあ、いいんじゃないかな

★ただし、否定していることは伝わります。
やわらげてはいますが、隠してはいません。

日本語の「微妙」のように
相手に察してもらう形は、英語には無いと考えてください。

「見こみが薄い」の look good

It doesn't look good. は「見た目が悪い」ではありません。

ここでの look good「見こみがよい」です。

A: Will we finish by five?

B: It doesn't look good.微妙だね

★同じ形で、体調について言うこともあります。

You don't look good.顔色が悪いよ

何について言っているかで意味が決まります。
予定の話なら見こみ、人の話なら見た目や体調です。

会話で見る

A: How was the movie? B: It's not great.

映画はどうでしたか。— 微妙でした。

I'm not sure it will work.

うまくいくかどうか微妙です。

There's a subtle difference between the two.

その2つには微妙な違いがあります。

It doesn't look good.

見こみは微妙です。

It's not bad, but I wouldn't buy it.

悪くはないですが、私なら買いません。

I'd rather not say.

ちょっと言いにくいです。

音声は AI 合成です。作り方は音声についてをご覧ください。

よくある間違い

A: How was the movie? B: It was subtle.

A: How was the movie? B: It's not great.

subtle「細やかでよい」というほめ言葉です。

「微妙だった」のつもりで使うと、
「繊細でよかった」と受け取られます。意味が逆になります。

It's not so good, so I don't say anything.

It's not great.

英語では、否定を言わないままにしません。

やわらげる言い方(not great / not bad, but ...)はありますが、
察してもらう形は取りません。

The difference is very subtle difference.

The difference is very subtle.

subtle は形容詞です。うしろに difference を重ねません。

The difference is subtle. の形にします。

A: Will we finish by five? B: It doesn't look well.

A: Will we finish by five? B: It doesn't look good.

look のうしろは形容詞です。well は副詞なので、ここには入りません。

★ただし well には「健康な」という形容詞の使い方もあり、
You don't look well.(具合が悪そう)は言えます。
予定の見こみには good を使います。

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