不定詞の副詞的用法とは?「〜するために」と感情の理由
不定詞の副詞的用法は「〜するために」という目的や、「〜して(うれしい)」という感情の 理由を表します。動詞や形容詞を説明する働きです。
中学2年で習う内容です。大人のやり直しにも対応しています。 最終更新 2026-08-21
- 「〜するために」と目的を表す
- glad / happy などのうしろで感情の理由を表す
- 文の前に出して目的を先に示すこともできる
- 3用法の中で最も置かれる場所が自由
まず1問やってみる
いちばん多いのは「〜するために」
副詞的用法の代表は、目的を表す使い方です。
I went to the library to study.(勉強するために図書館へ行った)
「なぜ行ったのか」という理由・目的を説明しています。
文の前に出して、目的を先に示すこともできます。
To study English, I went to America.
この場合はコンマで区切ります。
目的をはっきりさせたいときは in order to を使うこともありますが、
中学の範囲では to だけで十分です。
感情の理由を表す
形容詞のうしろに置いて、なぜその気持ちなのかを説明します。
I am glad to see you.(あなたに会えてうれしい)
She was surprised to hear the news.(その知らせを聞いて驚いた)
He was sad to leave his friends.(友達と別れて悲しかった)
よく使う形容詞は glad、happy、sad、surprised、sorry など、
感情を表す語です。
「〜して」と訳すと自然になります。
3用法の見分け方をまとめる
形はすべて「to + 動詞の原形」なので、場所と訳し方で見分けます。
名詞的用法 … 動詞のうしろなど、名詞が入る位置
訳:「〜すること」
I want to play tennis.
形容詞的用法 … 名詞のすぐうしろ
訳:「〜するための」「〜すべき」
I have homework to do.
副詞的用法 … 目的や理由を説明する位置
訳:「〜するために」「〜して」
I came here to see you.
迷ったら訳してみるのが確実です。
3つの訳のどれが当てはまるかで判断できます。
そのほかの副詞的用法
中学で扱う範囲では少ないですが、次の形もあります。
判断の理由
He must be kind to help her.(彼女を助けるなんて、彼は親切にちがいない)
結果
He grew up to be a doctor.(成長して医者になった)
どちらも「〜するために」ではないので、
目的だと決めつけずに文脈で読む必要があります。
まずは目的と感情の理由の2つを確実にしてください。
例文
I went to the library to study.
勉強するために図書館へ行きました。
She got up early to catch the first train.
始発に乗るために早く起きました。
I am glad to see you again.
またお会いできてうれしいです。
He was surprised to hear the news.
彼はその知らせを聞いて驚きました。
We came here to help you.
私たちはあなたを助けるためにここへ来ました。
She was sad to say goodbye.
彼女は別れを告げるのが悲しかったです。
I use this app to learn English.
英語を学ぶためにこのアプリを使っています。
He worked hard to pass the exam.
彼は試験に合格するために一生懸命勉強しました。
音声は AI 合成です。作り方は音声についてをご覧ください。
よくある間違い
誤I went to the library for study.
正I went to the library to study.
前置詞 for のうしろに動詞の原形は置けません。
「勉強するために」は to study と不定詞で表します。
for のうしろに置けるのは名詞か動名詞です。
誤I am glad seeing you.
正I am glad to see you.
感情の理由を表すときは不定詞を使います。ing形ではありません。
glad / happy / surprised / sorry などのうしろは to + 原形です。
誤I went to the library to studying.
正I went to the library to study.
to のうしろは動詞の原形です。ing形にはなりません。
3用法のどれであっても、to のうしろが原形であることは変わりません。
誤She got up early for to catch the train.
正She got up early to catch the train.
for と to を重ねて使うことはできません。
目的を表すのは to だけで足ります。
強調したいときは in order to を使います。