不定詞の形容詞的用法とは?名詞のうしろから説明する形
不定詞の形容詞的用法は「〜するための」「〜すべき」と、直前の名詞を説明します。 日本語と違い、説明する語が名詞のうしろに来るのが特徴です。
中学2年で習う内容です。大人のやり直しにも対応しています。 最終更新 2026-08-21
- 名詞のうしろに置いて、その名詞を説明する
- 「〜するための」「〜すべき」と訳すことが多い
- something / anything などのうしろによく来る
- 名詞のうしろにあるかどうかで名詞的用法と見分ける
まず1問やってみる
日本語と語順が逆になる
日本語では説明する言葉が名詞の前に来ます。
「読むための本」「飲み物」
英語では、2語以上の説明は名詞のうしろに置きます。
a book to read(読むための本)
something to drink(飲み物=飲むための何か)
この語順の逆転が、形容詞的用法でいちばんつまずくところです。
「うしろから前へ訳す」と覚えると読みやすくなります。
名詞的用法との見分け方
形は同じ「to + 動詞の原形」なので、置かれている場所で見分けます。
名詞のうしろにある → 形容詞的用法
I have a lot of homework to do.(するべき宿題)
動詞のうしろにある(名詞の位置) → 名詞的用法
I want to do my homework.(宿題をすること)
直前に名詞があるかどうかを見てください。
あればその名詞を説明している形容詞的用法です。
訳してみるのも有効です。
「〜すること」なら名詞的、「〜するための」なら形容詞的です。
something・anything とよく組む
形容詞的用法は、-thing で終わる語と非常によく一緒に使われます。
something to eat(何か食べるもの)
anything to drink(何か飲むもの)
nothing to do(することが何もない)
さらに形容詞が入ると、形容詞も名詞のうしろに来ます。
something cold to drink(何か冷たい飲み物)
something → cold → to drink の順です。
日本語と完全に逆なので、この語順はそのまま覚えてしまうのが早いです。
「〜すべき」という意味になることもある
文脈によっては「〜すべき」と訳したほうが自然になります。
I have a lot of things to do today.(今日はすべきことがたくさんある)
There is no time to lose.(失うべき時間はない=一刻も早く)
どちらの訳になるかは、名詞と動詞の関係で決まります。
無理に訳し分けようとせず、
「その名詞を説明している」ことが分かれば十分です。
例文
I have a lot of homework to do today.
今日はするべき宿題がたくさんあります。
Would you like something to drink?
何か飲み物はいかがですか。
She has no time to watch TV.
彼女にはテレビを見る時間がありません。
This is a good book to read.
これは読むのによい本です。
I want something cold to drink.
何か冷たい飲み物がほしいです。
He is looking for a place to stay.
彼は泊まる場所を探しています。
There is nothing to worry about.
心配することは何もありません。
Do you have anything to say?
何か言うことはありますか。
音声は AI 合成です。作り方は音声についてをご覧ください。
よくある間違い
誤I want to drink something.(「何か飲み物がほしい」のつもりで)
正I want something to drink.
「何か飲み物」と名詞のかたまりにするには、
something のうしろに to drink を置きます。
I want to drink something. も文としては正しいのですが、
「何かを飲みたい」という別の意味になります。
誤I want cold something to drink.
正I want something cold to drink.
-thing で終わる語を説明する形容詞は、うしろに置きます。
something cold → to drink の順です。
日本語と完全に逆になるので、この語順はそのまま覚えます。
誤I have a lot of homework doing today.
正I have a lot of homework to do today.
名詞を説明するのは「to + 動詞の原形」です。ing形ではありません。
ing形で名詞を説明する形もありますが、
それは「〜している」という別の意味になります(現在分詞の後置修飾)。
誤This is a good book for read.
正This is a good book to read.
前置詞 for のうしろに動詞の原形は置けません。
「読むための本」は to read で表します。