sayとtellの違い|「何を」と「誰に」で使い分ける

say は「言った内容」を、tell は「誰に伝えたか」を中心に置く動詞です。 say のうしろに人を直接置くことはできず、tell のうしろには必ず人が来ます。 相手を言うなら tell、内容だけなら say と決められます。

中学生から社会人まで、同じ判断の軸で使い分けられるように書いています。 最終更新 2026-08-21

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うしろに「人」が来るなら tell、来ないなら say。

say の直後に人は置けません(say me は誤り)。
tell の直後には人が要ります(tell that 〜 は誤り)。

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観点 say tell
中心にあるもの 言った内容 誰に伝えたか
直後に来る語 言葉・内容(人は置けない) 人(省略できない)
人を言うとき say to 人(前置詞が要る) tell 人(前置詞なし)
よく使う形 say that 〜 / say hello / say sorry tell 人 that 〜 / tell 人 to 〜 / tell a story
命令・指示に使うか 使わない 使う(tell 人 to 〜)

say は「内容」に目を向けている

say は、何を言ったかに焦点があります。
だから、うしろに来るのは言葉や内容です。

He said "Good morning."(彼は「おはよう」と言った)
She said that she was tired.(彼女は疲れていると言った)

相手を言いたいときは、to が要ります。

He said to me that he was busy.

× He said me that he was busy.

say は「誰に」を必要としない動詞なので、
人を置くときは to で橋をかけてやる必要があります。

tell は「相手」に目を向けている

tell は、誰に伝えたかに焦点があります。
だから、うしろには人が来ます。前置詞は要りません。

He told me that he was busy.(彼は私に忙しいと言った)
She told her friends the news.(彼女は友達にその知らせを伝えた)

人を省くことはできません。

× He told that he was busy.

「伝える」という動詞は、伝える相手がいて初めて成り立ちます。
tell を使うと決めた時点で、相手を言う義務が生じる、と考えてください。

なお tell は SVOO の形を取ります。
「人 → 内容」の順に並べるのは、give や show と同じです。

指示するのは tell だけ

「〜しなさいと言う」という指示の意味では、tell を使います。

My mother told me to clean my room.(母は私に部屋をそうじしなさいと言った)
The teacher told us to be quiet.(先生は私たちに静かにするよう言った)

say ではこの形が作れません。

× My mother said me to clean my room.

指示には必ず相手がいるので、相手を取れる tell しか使えない、
と考えると理屈が通ります。

決まった言い方で覚えてしまう

どちらも決まった組み合わせがあります。丸ごと覚えると速いです。

say のかたまり
say hello(あいさつする)、say sorry(あやまる)、
say goodbye(別れを言う)、say yes / no(承諾する・断る)

tell のかたまり
tell a story(話をする)、tell a lie(うそをつく)、
tell the truth(本当のことを言う)、tell the time(時刻を読む)

say hello to your mother(お母さんによろしく)のように、
say のあとに人を言うときは to が入ることも確認しておいてください。

例文

say

He said that he was busy.

彼は忙しいと言いました。

She said good morning to me.

彼女は私におはようと言いました。

Please say hello to your mother.

お母さんによろしく伝えてください。

I said sorry to my friend.

私は友達にごめんと言いました。

tell

He told me that he was busy.

彼は私に忙しいと言いました。

My mother told me to clean my room.

母は私に部屋をそうじしなさいと言いました。

Please tell me your name.

私にあなたの名前を教えてください。

My grandfather told us an old story.

祖父は私たちに昔の話をしてくれました。

音声は AI 合成です。作り方は音声についてをご覧ください。

よくある間違い

He said me that he was busy.

He told me that he was busy.

say のうしろに人を直接置くことはできません。

相手を言うなら tell を使うか、say to me のように to を入れます。
He said to me that he was busy. でも正しくなります。

He told that he was busy.

He told me that he was busy.

tell のうしろには人が要ります。省略できません。

相手が分からない・言う必要がないなら、say を使ってください。
He said that he was busy. なら正しくなります。

My mother said me to clean my room.

My mother told me to clean my room.

「〜しなさいと言う」という指示の形は tell だけが取れます。

say にはこの形がありません。指示には相手がいるからです。

Please tell hello to your mother.

Please say hello to your mother.

say hello は決まった言い方です。tell には置きかえられません。

「あいさつの言葉そのもの」を言う場面なので say です。

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