remember toとrememberingの違い|これからか、すでにか
remember と forget は、うしろが to 不定詞か動名詞かで意味が変わります。 to 不定詞なら「これからすること」、動名詞なら「すでにしたこと」を指します。 この向きの違いは2語に共通しているので、まとめて覚えられます。
中学生から社会人まで、同じ判断の軸で使い分けられるように書いています。 最終更新 2026-08-21
迷ったらここで決める
to 不定詞なら「これから」、動名詞なら「すでに」。
to は前へ向かう記号、ing は起きたことを表す形だと考えると迷いません。
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| 観点 | remember | forget |
|---|---|---|
| to + 動詞の原形 | 忘れずに〜する(これから) | 〜し忘れる(これから) |
| 動詞のing形 | 〜したことを覚えている(すでに) | 〜したことを忘れる(すでに) |
| 時間の向き | to は未来、ing は過去 | to は未来、ing は過去 |
| よく使う場面 | Remember to 〜(〜するのを忘れないで) | I'll never forget 〜ing(〜したことは忘れない) |
| 打ち消し | don't remember 〜ing(した覚えがない) | don't forget to 〜(〜するのを忘れないで) |
to は前へ、ing はうしろへ
同じ動詞でも、うしろの形で時間の向きが変わります。
I remember to lock the door.(忘れずにかぎをかける)
I remember locking the door.(かぎをかけたのを覚えている)
上はこれからかぎをかけます。
下はすでにかけました。
forget も同じ関係です。
I forgot to lock the door.(かぎをかけ忘れた)
I forgot locking the door.(かぎをかけたことを忘れていた)
上はかぎをかけていません。下はかけました。
かけたかどうかが正反対になるので、取り違えると事実が変わります。
なぜ to が未来なのか
理屈があります。丸暗記しなくて済みます。
to はもともと「〜へ」という方向を表す語です。
go to school の to と同じものです。
だから to のうしろは、これから向かう先になります。
まだ起きていないことです。
ing は動作が起きている・起きたことを表す形です。
進行形(be + ing)で使うのと同じ感覚です。
だから ing は、すでに起きたことを指します。
| | 向き | 例 |
|---|---|---|
| to + 原形 | これから | remember to call(忘れずに電話する) |
| 動詞のing形 | すでに | remember calling(電話したのを覚えている) |
この考え方は、動名詞と不定詞の単元で扱った
「want は to、enjoy は ing」の理由とつながっています。
実際によく使うのは決まった形
4通りすべてが同じ頻度で出るわけではありません。
よく使うのは次の2つです。
Don't forget to 〜.(〜するのを忘れないで)
Don't forget to bring your umbrella.(かさを持ってくるのを忘れないで)
I'll never forget 〜ing.(〜したことは決して忘れない)
I'll never forget meeting you.(あなたに会ったことは決して忘れません)
remember 側では、こちらがよく出ます。
Remember to 〜.(忘れずに〜して)
Remember to call me tonight.(今夜忘れずに電話してね)
I don't remember 〜ing.(〜した覚えがない)
I don't remember saying that.(そんなことを言った覚えはありません)
頼むときは to、思い出すときは ing と考えると、
場面から形を選べます。
同じ仲間の動詞
うしろの形で意味が変わる動詞は、ほかにもあります。
stop / try も同じ仲間です(別のページで扱います)。
| 動詞 | to 不定詞 | 動名詞 |
|---|---|---|
| remember | 忘れずに〜する | 〜したのを覚えている |
| forget | 〜し忘れる | 〜したのを忘れる |
| stop | 〜するために立ち止まる | 〜するのをやめる |
| try | 〜しようとする | 試しに〜してみる |
remember と forget は時間の向きで変わりますが、
stop と try はそうではありません。
同じ「意味が変わる動詞」でも、変わり方が違うことに注意してください。
1つの規則でまとめようとすると、かえって混乱します。
例文
remember
Remember to call me tonight.
今夜忘れずに電話してね。
I remember locking the door this morning.
今朝かぎをかけたのを覚えています。
I don't remember saying that.
そんなことを言った覚えはありません。
Please remember to bring your notebook.
ノートを持ってくるのを忘れないでください。
forget
Don't forget to bring your umbrella.
かさを持ってくるのを忘れないでください。
I will never forget meeting you.
あなたに会ったことは決して忘れません。
I forgot to send the email yesterday.
昨日メールを送るのを忘れました。
He forgot buying the same book twice.
彼は同じ本を2回買ったことを忘れていました。
音声は AI 合成です。作り方は音声についてをご覧ください。
よくある間違い
誤Don't forget bringing your umbrella.
正Don't forget to bring your umbrella.
これから持ってくるので to 不定詞です。
forget 〜ing だと「持ってきたことを忘れる」になり、
すでに持ってきたことになってしまいます。
誤I will never forget to meet you.
正I will never forget meeting you.
すでに会ったことを言っているので動名詞です。
forget to meet だと「会うのを忘れる」となり、
これから会う約束をすっぽかす意味になります。
誤I don't remember to say that.
正I don't remember saying that.
すでに言ったかどうかの話なので動名詞です。
remember to say だと「忘れずに言う」となり、
これからの話になってしまいます。
誤Remember calling me tonight.
正Remember to call me tonight.
今夜これから電話してほしいので to 不定詞です。
remember calling だと「電話したのを覚えている」になり、
頼む文になりません。