冠詞の使い分け|a と the はどう違うのか、付けない場合はいつか
a / an は「いくつかあるうちの1つ」、the は「どれのことか相手にもわかっているもの」を 指します。日本語にない考え方なので、形ではなく意味で覚えます。
中学1年で習う内容です。大人のやり直しにも対応しています。 最終更新 2026-08-20
- a / an は初めて話に出す1つのもの
- the は相手が「どれか」を特定できるもの
- 数えられない名詞には a / an を付けない
- 発音が母音で始まる語の前は an
まず1問やってみる
a と an の使い分けは「音」で決める
a と an の使い分けは、つづりではなく発音で決まります。
発音が母音(ア・イ・ウ・エ・オに近い音)で始まる語の前では an を使います。
an apple、an egg、an hour。
hour は h で始まりますが、発音は「アワー」なので an を使います。
逆に university は u で始まりますが、発音は「ユニ」なので a university です。
つづりだけを見て決めると間違えます。声に出してみるのが確実です。
a と the の違いは「相手がわかるか」
ここが日本語話者にとって最も難しいところです。
a / an は「いくつかあるうちの、どれでもいい1つ」を指します。
the は「どれのことか、相手にもわかっているもの」を指します。
I saw a dog. Then the dog ran away.
1文目は初めて話に出すので a dog。相手はまだどの犬か知りません。
2文目はもう話に出たので the dog。相手にも「さっきの犬」だとわかります。
「1つだから a」ではなく、「相手が特定できるかどうか」で決まります。
冠詞を付けないとき
冠詞を付けない場合もあります。
複数形で「一般的に」を表すとき。I like dogs.(犬が好きだ)
数えられない名詞のとき。I need water.
食事・スポーツ・教科の名前。play tennis、have lunch、study math。
逆に、世界に1つしかないものには the が付きます。
the sun、the moon、the earth。
最上級にも the が付きます。どれか1つに決まるからです。
例文
I have a dog and two cats.
私は犬を1匹と猫を2匹飼っています。
She ate an apple for breakfast.
彼女は朝食にりんごを食べました。
I saw a dog. The dog was very big.
犬を見ました。その犬はとても大きかったです。
Please close the door.
ドアを閉めてください。
The sun rises in the east.
太陽は東から昇ります。
My brother plays tennis every Sunday.
兄は毎週日曜日にテニスをします。
I like dogs very much.
私は犬がとても好きです。
We waited for an hour.
私たちは1時間待ちました。
音声は AI 合成です。作り方は音声についてをご覧ください。
よくある間違い
誤She ate a apple.
正She ate an apple.
apple は発音が母音で始まるので an を使います。
a と an はつづりではなく発音で決まります。
迷ったら声に出してみると判断できます。
誤Please close a door.
正Please close the door.
その場にいる相手には「どのドアか」がわかっているので the を使います。
a door だと「どれでもいいから1つのドア」という意味になり、
目の前のドアを指していることが伝わりません。
誤I play the tennis every Sunday.
正I play tennis every Sunday.
スポーツの名前には冠詞を付けません。
なお楽器には the を付けて play the piano とします。
スポーツと楽器で扱いが違う点に注意してください。
誤I need a water.
正I need water.
water は数えられない名詞なので a を付けません。
量を示したいときは a glass of water のように
器や単位を使います。