wearとput onの違い|身につけている状態か、身につける動作か

wear は「身につけている状態」、put on は「身につける動作」を表します。 写真に写るのが wear、動画で見えるのが put on と考えると分かります。 脱ぐ動作は take off です。

中学生から社会人まで、同じ判断の軸で使い分けられるように書いています。 最終更新 2026-08-21

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状態なら wear、その瞬間の動作なら put on。

進行形にすると意味が変わります。
wearing は「着ている」、putting on は「着ているところ」です。

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観点 put on wear
表すもの 身につける動作 身につけている状態
進行形にすると 着ているところ(動作の最中) 着ている(状態が続く)
反対の意味 take off(脱ぐ動作) take off(脱いでいる状態にする)
使える対象 服・くつ・めがね・帽子・化粧 服・くつ・めがね・帽子・香水
過去形 put on(形が変わらない) wore

写真か動画か

2語の違いは、状態か動作かです。

She wears glasses.(彼女はめがねをかけている)
→ いつもかけている、という状態

She put on her glasses.(彼女はめがねをかけた)
→ かけるという動作が1回あった

写真に写るのが wear、動画で見えるのが put on と考えてください。

wear は「その状態でいる」ことなので、時間の幅があります。
put on は「はめる瞬間」なので、一瞬です。

進行形にすると差がはっきりする

進行形にすると、違いがよく分かります。

She is wearing a red coat.(彼女は赤いコートを着ている)
→ いま着た状態でいる。服はもう体の上にある。

She is putting on a red coat.(彼女は赤いコートを着ているところだ)
→ いま袖を通している。まだ着終わっていない。

日本語ではどちらも「着ている」と訳せてしまいます。
日本語の「〜ている」が、状態と動作の両方を表すからです。

英語では別の語になるので、どちらの意味かをはっきりさせる必要があります。

脱ぐときは take off

反対の意味の語も整理しておきます。

| 動作 | 語 |
|---|---|
| 着る(動作) | put on |
| 着ている(状態) | wear |
| 脱ぐ(動作) | take off |

Please take off your shoes here.(ここでくつを脱いでください)

put on と take off が対になります。
wear には、対応する「状態」の語がありません。

なお、目的語が代名詞のときは間に入れます。

put it on / take them off

× put on it × take off them

これは put on と take off が2語でひとまとまりの動詞だからです。

身につけるものなら何でも使える

wear は服だけの語ではありません。身につけるもの全般に使えます。

wear glasses(めがねをかける)
wear a hat(帽子をかぶる)
wear shoes(くつをはく)
wear a watch(腕時計をする)
wear perfume(香水をつける)

日本語では「かける」「かぶる」「はく」「する」と
すべて違う動詞になりますが、英語は wear ひとつです。

日本語のほうが細かく、英語のほうが大まかな例です。
1語で足りるので、覚える負担はむしろ軽くなります。

例文

put on

She put on her coat and went out.

彼女はコートを着て出かけました。

Put on your shoes before you go outside.

外へ出る前にくつをはきなさい。

He is putting on his jacket now.

彼は今、上着を着ているところです。

It is cold, so put it on right now.

寒いので、今すぐそれを着なさい。

wear

She wears glasses when she reads.

彼女は読書のときめがねをかけます。

He is wearing a red coat today.

彼は今日、赤いコートを着ています。

You should wear a hat in the sun.

日なたでは帽子をかぶったほうがいいです。

My father wore a black suit to the party.

父はパーティーに黒いスーツを着ていきました。

音声は AI 合成です。作り方は音声についてをご覧ください。

よくある間違い

She wore her coat and went out.

She put on her coat and went out.

「着てから出かけた」という動作の順番を言っているので put on です。

wore だと「コートを着た状態でいた」となり、
いつ着たのかが分かりません。

He is putting on a red coat today.

He is wearing a red coat today.

今日の服装を説明しているので wear です。

putting on だと「いま袖を通している最中」になり、
まだ着終わっていないことになります。

Put on it right now.

Put it on right now.

目的語が代名詞のときは、put と on の間に入れます。

put on は2語でひとまとまりの動詞なので、
it のような短い語は間にはさみます。

Please put off your shoes here.

Please take off your shoes here.

「脱ぐ」は take off です。put off ではありません。

put off は「延期する」という別の意味になります。

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